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旅に誘う映画 006:Elizabethtown (2005)

エリザベスタウン

USA / ELIZABETHTOWN, KENTUCKY

◉旅の誘い度★★★★

◉美しい風景とささやかな人生が散りばめられた場所

映画の舞台は、アメリカ南部のケンタッキー州にある小さな町エリザベスタウン。州最大の都市ルイヴィルから264号線を南下し、60B出口で降りた場所にある。周辺には、第16代大統領エイブラハム・リンカーンの生まれ故郷ホッシュヴィルや『オー・スザンナ』『懐かしきケンタッキーの我が家』などの作曲家フォスターゆかりの地バーズタウンがある。

全てを失った主人公ドリューが訪れたのは、美しい風景とささやかな人生が散りばめられた場所であり、彼の琴線に触れ、彼を癒すのは、「喜び」や「哀しみ」といった言葉や感情だけでは言い表せない、生きている手触りのようなものだ。

◉STORY

主人公のドリュー(オーランド・ブルーム)は、世界的なスポーツメーカーの新しいシューズの開発責任者。情熱を傾けていたプロジェクトが失敗し、恋人とも別れ、彼は全てを失ってしまう。6日後には彼の失敗が世間に公表されるという状況のなか、絶望のあまりに人生を終わらせる覚悟までしていた。そんな彼に追い討ちをかけるように父親の死が知らされる。失意のままケンタッキー州にあるエリザベスタウンという小さな町に向かうドリュー。葬儀にまつわる雑事に振り回されながら、町の人々とのふれあいや初めて知ることになる父親の素顔、そして新しいロマンスとの出会いによって、傷ついたドリューの心は次第に癒されていく。生きることの素晴らしさを純粋に感じられるようになり、自分を取り戻したドリューに、運命の6日目が訪れる。


◉ロケ地

エリザベスタウンは近年の開発により歴史的建造物が少なくなっていたので、実際のロケは別の場所で行われています。ブラウンホテルやケーブヒル墓地はルイヴィルで、小さな町のシーンのほとんどがケンタッキー州のヴェルサイユで撮影されました。

 


◉エリザベスタウン

◎原題:Elizabethtown/アメリカ/2005年

◎監督:キャメロン・クロウ

◎脚本:キャメロン・クロウ

◎製作:キャメロン・クロウ、トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー

◎製作総指揮:ドナルド・J・リー・Jr.

◎出演:オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、スーザン・サランドン、アレック・ボールドウィン  


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