· 

Film Location002 : Pirates of the Caribbean

◉旧王立海軍学校 グリニッチ、ロンドン

パイレーツ・オブ・カリビアンに登場したペインテッドホール

クリストファー・レーンの設計で、元は水兵が食事をするためのダイニングホール。
クリストファー・レーンの設計で、元は水兵が食事をするためのダイニングホール。

◉パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

グリニッジはフィルムロケーションとしても世界的に人気の場所で、数多くの映画が旧王立海軍学校やその周辺で撮影が行われています。作品名を挙げると、『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル 』『007スカイフォール』『ガリバー旅行記』など枚挙に暇がありません。今回は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』と『マイティー・ソー ダークワールド』のシーンから紹介しますが、この2作品を選らんだ理由は、単純にトレーラー(予告編)に、そのシーンがしっかり写っているからです。

まずは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』ですが、ジャック・スパロウが英国政府に捕らえられ、兵士に両脇を抱えられて進む場所がペインテッドホールであり、予告編の0:27あたりで登場します。

◉マイティー・ソー ダークワールド

『マイティー・ソー ダークワールド』の最終決戦の舞台はロンドン。観光名所のタワーブリッジやセント・ポール大聖堂、ガーキン(Swiss Reビル)ほか、地下鉄のチャリングクロス駅など、さまざまな場所が登場します。なかでもダーク・エルフの巨大宇宙船が現れるグリニッチは、旧王立海軍学校の外観が空撮も含めてしっかり撮影されています。

ペインテッドホールはダーク・エルフの宇宙船に旧王立海軍学校の建物が破壊されるシーン(予告編の1:02)で登場します。

✭世界遺産のストーンヘンジも本作のロケ地のひとつで、セルヴィク博士が全裸で調査するシーンが撮影されている。


◉テムズ川の対岸から眺めよう

対岸のアイランドガーデンズからの眺め
対岸のアイランドガーデンズからの眺め

旧王立海軍学校は、セントポール大聖堂の設計者として知られるクリストファー・レンの設計で1703年に完成。2つのドームが印象的なバロック様式の建物です。テムズ川越しの風景は一見の価値あり、グリニッジ・フット・トンネルを利用してアイランドガーデンズからの眺望を楽しみましょう。

グリニッジ・フット・トンネルでテムズ川の対岸にあるアイランドガーデンズへ
グリニッジ・フット・トンネルでテムズ川の対岸にあるアイランドガーデンズへ

向かって左側にペインテッドホール、右側に礼拝堂。
向かって左側にペインテッドホール、右側に礼拝堂。

◎アクセス

  • チャリングクロス駅からグリニッチ駅まで約20分。
  • ロンドン中心部からDLRでCutty Sark (for Maritime Greenwich)駅へ。
  • 上記のほか、バス、リバーバスでのアクセスも可能。
  • おすすめは往路を列車で、復路にリバーバスを利用(逆も可)。

✭グリニッチまで来て、旧王立天文台やカティーサーク号を見ないのはもったいないですが、別の機会に取り上げたいと思います。


Google マップは現在の Cookie 設定では表示されません。「コンテンツを見る」を選択し、Google マップの Cookie 設定に同意すると閲覧できます。詳細は Google マップの[プライバシーポリシー]をご確認ください。Cookie の利用は、[Cookie 設定]からいつでも変更できます。

禁無断転載   ©2021 SHINICHI KOSAKA All Rights Reserved.